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消火訓練(5)

そんな楽しみながらも、消火方法のトレーニングを行い、そして普段放水していないと、
消火栓が詰まっていることもありうる、ということが明白となった訓練。

更には・・・
消火栓の発報は、消防署へ直結していないことを確認した。
従って、発報の際には、セキュリティー部署への連絡経路を記載したカードを、
職員全員に持たせた方が良いのでは、という意見を事務方へご提案させて頂き、
この訓練を終了した。

やはり訓練は行っておかないとイザという時に、役立たない。
これは病院のみならず、会社での建物、集合住宅、戸建の自宅でも
消火・避難訓練を行った方が良いに決まっている。

残念ながら、人間は他人のアドバイスに耳を傾け、活かそうとする習性が少なく、
大抵は自分が大火傷をしないと、気付かないことが多々ある。

しかし、災害では、失うものが大き過ぎる。それを最小限に喰い止める為にも・・・

防災意識を高めて、皆さんでこういった訓練を年に何回か企画してみては如何だろうか。

Fin

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消火訓練(4)

最初に消火栓の使用方法インストラクション。
1.火災報知機ボタンを押し、発報する
2.ノズルを取りだす
3.消火栓右上にある、バルブを開く
4.ホースを延ばして、火の元へ
5.ホース手許にあるコックを開いて、火の元の上方へ放水し、
  拡げた水を傘で包む様に落とす

Fire Fight X

しかし、そこでアクシデントが生じる。
因みに、ハプニングとは、良い意味での突発的な事象。
アクシデントは正しくその逆であり、偶発的に生じた事故を指す。

消火栓の最初は高水圧でドッと放水されたのだが・・・
数秒後、ホース内が詰まったらしく、放水がいきなりストップしてしまったのだ。

オィ~、本番だったらドーすると~
残弾無しの丸腰状態で、敵前に放り出され、
Fire fighterとして戦える訳がない。

やはり、年に数回程度、水路であるホース内へ通水しておかないと
詰ってしまうことが白日の下に晒された。

急遽施設の方々が、ホースをばらして、詰りを除去し、放水可能としてくれた。
病院には無くてはならない、工兵部隊である施設管理の方々。
ドアの不具合や電気工事などでもお世話になるが、
彼等の技術力が我々の病院運営を円滑に行える様に、支えてくれている。

Fire Fight VI

消火器の訓練用に消火液の代わりに水を込める施設の方の
手付きをカメラに収めた。

消火栓による消火活動訓練をおこなう、金澤先生

Fire Fight VII

山田さん

Fire Fight VIII

お二人とも、最初は高水圧にヨロッとしたが、
しっかりとホースを抱えて訓練をして頂いた。

満を持して、私の出番。

あ~、病院にも関わらず、喫煙している輩を発見

キャワぐち先生:“其処で、タバコを吸っているモノ、一歩前へ~
そう絶叫した。

T:“目標捕捉!!!”
気分は宇宙戦艦ヤマトの古代進状態。

Fire Fight IX

“波動砲発射~が如く、
火の元目掛けて、ザンザン消火の為に、私が水を降り浴びせたことはいうまでもない。

事務長:“先生、バルコニー目掛けて放水しないで下さい!!! 聞こえてますか!?”

T:“聞こえてますョ。”

聞こえていたって、止める訳がない。
患者さんに禁煙を勧めたって、ドクター自らタバコを吸ってヤニ臭い手で
診療している様では、説得力の欠片もなく、言語道断。

そんなヤツが悪いに決まっとる。成敗

訓練終了後、キャワぐち先生が“朝比奈先生に云ったって、無駄ですよネ~。”
ですって。
だって、火の元があるんだもん。キャワぐち先生だって、悪ノリして一歩前へ~って
云ったじゃん、と思いつつ。

To be continued

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消火訓練(3)

さて、実際の消火器の使い方を教わった。

メーカーを問わず、以下の方法で使用が出来る様に統一されている。

Fire Fight II

落とすと消火器の重量がかなりあるので、足の骨折を伴うこともあることから、
両手でレバーと本体底を保持して、運ぶ。

Fire Fight III

1.安全ピンを抜き

2.ホースを火の元へ向け

Fire Fight IV

3.レバーを握って消火液を火の元を目掛け、掃く様に降り掛ける

完全に鎮火したかをよく注意し、極力全量を炎の根元部分に向けて放射し続ける。
訓練では、水を充填した消火器で消火訓練を行っているが、
実際には、白い粉末状の消火液が放射される。

キャワぐち先生の消火活動シーン

Fire Fight V

チョッとちょっと、キャワぐち先生。
カメラじゃなくて、火の元を目掛けて下さい・・・
完全にカメラ目線になっとる・・・
まァ、訓練せんよりも先ずは興味を持ってもらう処から・・・
本番はきっと、頑張ってくれるに違いない

一般に消火器で消火可能な火災は
“天井を炎がなめる”
以前の状態。

消火器で鎮圧困難であれば、消火栓設備等の備えがあれば直ぐその操作に切替え、
或は避難し無闇に消火器に執着して脱出の時期を失する事の無いようにすべき。


そこで、消火器の鎮圧訓練から消火栓による消火訓練に移った。

To be continued

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消火訓練(2)

女性ドクターの金澤先生、川口先生(親愛を込めて、キャワぐち先生と私は呼んでいる)
そして医局秘書の山田さんがいらしていた。

実際の火事場に、力を発揮するのは、腰抜け男性スタッフよりも、
腹が据わっている女性の方が頼りになると考えている私は、
彼女達に
T:“消火訓練に行きましょう
と声を掛けてみた。

最初は、お三方共に、
“どエぇ~、まじ
と云った引き攣った顔をしていたのだが、
そんなことはお構いなしに、半ば強制的に彼女達の腕を引き、
私は病院の中庭へ連れ出した。

病院幹部の先生方と事務方、セキュリティー会社の方、病院スタッフが
一堂に会する。

Fire Fight I

幹部の先生が、開会宣言をおこない、セキュリティー会社の方が、
ABC消火器の使用方法のインストラクションを行う。

ABC消火器は赤い消火器で、よく建物の内部に設置されていることを
皆さんはご存じのことだろう。

ABCとは、
A火災(普通火災):
紙・木材・繊維・樹脂など、固形物が燃える一般的な火災

B火災(油火災):
油・ガソリンによる火災、てんぷらを揚げている最中の火災も含まれるが、
消火液の放射方向が悪く放射が強過ぎて、てんぷら油を吹き飛ばし、
火災を拡げることもあるので、注意が必要。
鍋の中身を吹き溢さない様に、上から濡れた毛布で蓋をする様に被せる方が
得策の場合もあるが、自身の腕に火傷の危険が及ぶので、注意を払う。
ガソリン引火の場合には、即座に初期消火を放棄して、退避する方がよい場合が多い。

C火災(電気火災):
電気設備の火災に使用可能 電気火災も電線がショートして火花が散っていたり、
コードが跳ねている時は、感電の危険がある為、退避した方が良い。
(私は、小・中学校で何度も習いました。本当に良い学校だったと思います。
逆に、高校・大学では教わらなかったですね・・・)


従って、初期消火活動の際には、短時間で火災に関する鑑別診断が必要となり、
ABCでカバー出来ない、化学薬品などへ延焼して有毒ガスを発生させてしまう場合には、
初期消火を放棄し、避難勧告と退避を優先しなくてはならない。

そんなことは、当然ながら、平時に座学と共に訓練しておかなければ、
有事の際、判断の遅れに繋がり、被害を拡大させてしまう。
変な自信は全く役に立たないことがご理解頂けることだろう。

To be continued

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消火訓練(1)

先日、病院における初期消火訓練が行われるとの案内が
麻酔科医局に張り出されていた。

以前、宮坂勝之先生に師事し、国立小児病院麻酔・集中治療科で研修をしていた
レジデント当時の話を記載した。
クリックすると参照できます
師匠・8 宮坂 勝之先生 17回シリーズ

その研修内容に、火災避難訓練があった。
そして、出火していない訓練であるにも関わらず、現場は混乱を極め、
予定避難先に合流出来なかった苦い経験がある私にとって、
消火訓練、避難訓練、地震からの退避訓練は常日頃から、
年間数回は行った方が良いに決まっている、との考えに至っている。

・備えあれば憂いなし
・彼を知り己を知れば百戦して殆うからず(孫子の兵法)
クリックすると参照出来ます
バーチャル症例検討会(6) デンタル・インプラント術後に
生じた痛みのケースを軸に考える・3回シリーズ


バーチャル症例検討会(18)  兵站を考える・8回シリーズ

自分は火災に合わないから大丈夫という妙な自信は、
実際の火災に遭遇した際には、屁の突っ張りにもならない。

余談だが・・・
医療界も、
“俺はそんなバカなことをしないから大丈夫”
とか云う、妙な自信から術前の診察やピンチの時の対応方法のトレーニングを
怠るドクターが、恐ろしいことながら実際にはいらして、患者さんへの迷惑のみならず、
麻酔科の頭を悩ませる一因になっていることもあるのだが・・・

そんな苦い経験があるので、同僚達の背中を押して上げるのも、
私の仕事と思っている。

丁度、オペ室業務が終了した、谷間の時間に消火訓練が行われるという。
辺りを見回すと・・・

To be continued

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