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北京・プロローグ

2001年に、福岡県で開催された世界水泳選手権の前に、
トレーニングキャンプとして、全日本女子水球チームのサポートで
ハンガリー・ブダペシュトへいくことがあった。

3月の下旬だというのに、猛吹雪に見舞われた。
コペンハーゲン・デンマーク経由で東京へ帰国するにも、
ハンガリーから飛行機が3時間遅れで出発。
まず、こりゃコペンハーゲンで東京行きの飛行機は待っていないだろうな、
と思っていた。

案の定、東京行きは、私の到着なんぞ待つことなく出発済み。
コペンハーゲン国際空港ではフライトを
失った人、ヒト、ひとで溢れ返り、ごった返していた。

最初は、
“一泊していきなさいよ、スカンジナビア航空がホテル代を持ってあげるから”
というスカンジナビア航空のグランド・ホステスに、なんとかお願いして、
“麻酔を掛ける患者さんが待っているので、何としてでも明朝迄に帰りたい。”
と泣き付いてみた。

彼女はとても有能で、他のスター・アライアンス・カンパニー
(ユナイテッド航空を始め、スカンジナビア航空、全日空その他を含む、
現在世界で最大の航空会社同盟を形成するグループ)を乗り継ぎ、
何とか東京へ帰れるルートの割り出し作業に掛ってくれた。

当初、コペンハーゲン・デンマークからウイーン・オーストリアまで、
スカンジナビア航空。オーストリア航空でウイーンから東京へ繋ぐルート。
しかし、ウイーンまでは繋げることが出来ても、東京行きの出発に間に合わない。

第二ルートとして、スカンジナビア航空がパリまでコネクトして、全日空で東京へ。
しかし、パリ行きの便があと数分で出発。これもダメだった。

第三ルートは、北京までスカンジナビア航空に乗り、そこから全日空で東京へ。
幸運なことに、その便なら、後1席だけ空いているという。

これだけのフライトキャンセルで溢れ返っているので、
今日中になんとしてでも帰らないと、次の日に乗れる保証なんつぁ、ある訳ない。
その一席に“ゴリ押し”して、確保してもらった。

本当に仕事さえ無ければ、一泊してコペンハーゲンを楽しみたかったのだが・・・

その北京行きスカンジナビア航空のシートは、フル・ローディング。
過積載ではなかろか
席がなくて立って乗っている方も居るんじゃないか
というほど立錐の余地も無い程だった。
その重みに耐えかねて、墜落するのでは、とも思ったほど。

長旅が終わって、北京に到着。その時、機内で繰り返し流れていたのが、
Back street boysが奏でる Shape of my heartだった。

難民の方々とは比べ物にならないが、騒乱から命からがら避難して、
一命を取り留めることが出来た、とは大袈裟かもしれないが、
あの狂気に満ち、尋常な沙汰ではないコペンハーゲンを脱出することが出来て、
本当に助かったと思った。
今でも、バックストリートボーイズのサウンドが流れて耳に入ると、
当時のことを思い出して胸が一杯になってしまう。

Shape of my heart
クリックすると、YouTubeへジャンプします。
ヴィデオ・クリップをご堪能あれ。


トランジットで、高々3時間ほどのステイだったろうか、東京行きのフライトに乗り、
当初の予定より13時間遅れで何とか帰国することが出来たのだった・・・
その彼の地、北京・中国へ9年振りに辿りついた。

To be continued

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