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金子時計店探訪 PART IV

その後、気になって仕方のない時計を一本見つめていた。

T:“金子サン、オマケしてくれませんか

そう云うと、金子サンは

K:“では、お勉強しましょう。”

オマケしてくれたとはいえ、その金額提示は、チョッと苦しいけど、
頑張って働いて手に入れよう、という金額だった。
即決で、手に入れることを決めた。

そんな、心の篭ったおもてなしを受け、満足のいくお買いものをして
愉しいひと時を過ごしている内に、時間はアッという間に経ってしまった。

東京へ帰る時間が差し迫ってきたので、金子サンに別れを切り出すと、
駅まで送って下さることに。

では、“失礼します・・・”そう言いかけた瞬間・・・

T:“どアぁ~。” 
 “お土産の赤福を、鹿児島本線の網棚に載せたまま、下車しちゃった~

直ぐに、JR九州の遺失物案内へ電話したが、既に何時間も経っており、
見つかる訳がなかった。

金子サンの奥様が慰める様に、
“朝比奈さん、あの赤福は何方かが召し上がっていますから、それでよいですよ。”
“それに、見つかって、宅急便で送ってもらっても、送料が載って、
 高い赤福になってしまいますから・・・”

うへ~、かっちょ悪い・・・
なんてこったい。
でも、奥様の慰めの言葉が有難かった。

瀬高の駅で、福岡行の列車をプラット・フォームで待っている間・・・
金子サンは、車をスタートさせずに、お見送りして下さった。

そして、電車から見えなくなるまで、お互い手を振り合っていた。

そんな、思い出一杯の瀬高を後にし、帰京の途に就いた。

Fin

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