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通りがかりの公園にて(1)

とある日、退勤後スポーツジムへ徒歩で向かっていた。

通りがかりの公園で、昔自分も体験したことが起きていた。

若い、素敵な御嬢さん達数人が、バドミントンに興じていた。
しかし、彼女達はシャトルを打ち合っているのではなく、
ラケットを立木に向かって、何度も投げ付けていた。

どうやら、立木の枝にシャトルが引っ掛かっているようだ。

スキー場でパトロールをしていた時、写真撮影している処を遠巻きで発見すると急降下!!!
“写真をお撮りしますョ。”
なんて朝飯前。
クリックすると参照できます
旧友と会う
師匠・3 鬼の”千修”部隊
年末年始の旅(8)
年末年始の旅(9)
年末年始の旅(11)

父親から困った人を助ける漢気(おとこぎ)を徹底的に仕込まれた教えの通り、
この御嬢さん達の元へ、状況を把握しつつ、歩み寄った。
クリックすると参照できます
師匠・2 父親

一人の利発そうな御嬢さん(以下O:)が、
“立木を揺らしてくれませんか?”とお願いしてきた。

T:“イイよ。シャトルが引っ掛かってしまったのかな???”

O:“・・・”
御嬢さんは、ウンウンと頷いていた。

私もまた、ラケットを投げ付けて取ることを試みたら、
下手するとラケットが引っ掛かってしまうだろう、
ということで立木を揺らそうと思った。

しかし、立木の幹はエライ太く、タックルしても効果がない。
(タックルなんかしたら、肩が脱臼しちゃうし・・・)

To be continued

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Pink Peninsula Hotel

闇深い、東京ミッドナイト。
日比谷通りを愛車でドライブしていた。

内幸町の交差点を過ぎ、丸の内警察署がある大きな日比谷交差点が近付いてきた。
運悪く、黄色から赤信号へ切り替わり、ブレーキを静かに踏み込んで停止。

ふ~・・・

と一息ついて、その不運を感じた瞬間!!!

peninsula


運転席から右手にピンク色に染まったペニュンシュラ・ホテルがっっっ

その美しさに停止中見とれ、サッと写真に収めた。

ピンク色が示す、ピンクリボンのキャンペーン・ライトアップだろうか。
10月1日は色々な建造物がピンク色でライトアップされるピンクリボンとは、
乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進すること、
などを目的として行われる世界規模の啓発キャンペーン。

日本人女性のうち、乳がんを発症する割合は約20人に1人と言われており、
また、乳がんで死亡する女性の数は年間約1万人弱とされる。

女性の健康を祈る機会を得た、
不運ではない、たまたま引っ掛かった信号待ちに感謝。

Fin

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訃報・山田五十鈴さんを偲ぶ

長年、舞台や映画の頂点で活躍し、
女優で初めて文化勲章を受章した山田五十鈴さんが
9日午後7時55分、多臓器不全のため東京都内の病院で亡くなった。
95歳とのこと。

切れ長の目と、歩き方が独特。
必殺仕事人では、超男前の中条きよし氏と親子関係の
三味線屋おりくを熱演されていた。
そして、こんな親子がいるだろか、という位、美男美女の
彼等に魅入っていた。

・あの独特の声による台詞回し
・三味線の撥(ばち)を順手・逆手で悪い輩を仕留める姿
毎週毎週惚れ惚れしていた小学校・中学校の頃の自分が懐かしい。
子供の頃、母親から三味線を習っていたことも手伝って、
三味線屋に興味が募り・・・
あの時間だけは、何がナンでもTVに齧り付いていた。

晩年は体調を崩されて、舞台へあがる機会が減っていたとのことだが、
95歳の大往生だったのだと思う。

山田五十鈴さんのご冥福を、心よりお祈り致します。
合掌

Fin

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ハンティング帽 PART IV

話は前後するが、待ち合わせを決めたロッカー・ルームにて・・・
年齢から推測しピンッときたので、昭和初期のお話を聞いてみた。
下記をクリックすると参照できます
バーチャル症例検討会(1)
バーチャル症例検討会(9)

S:“軍需工場の関係で、上海におりました。”
 “戦闘機の燃料を作る仕事をしていたのだけど、
  最後引き揚げの時、スッテンテン(お金を持ち出せず)になって大変だった。”
 “でもね、大学の同級生達は・・・”
 “南方で戦死や満州でソ連軍に蹂躙されて殆ど亡くなったんだよ。”

T:“辛いお話ですが、今度ゆっくり聞かせて下さい。”

S:“勿論、そんなことはお安い御用ョ。”

90歳になる、素敵でダンディーな鈴木さんとの出会いに感謝。

そして、体調が悪いにも関わらず、約束を果たさんとす、
大正生まれ、激動の第二次世界大戦を乗り越えてきた、
無骨(ぶこつ)で漢気(おとこぎ)のあるナイス・ガイに感激。

そんな鈴木さんに興味が湧いた。

今後、機会があったら、是非とも戦時中のことなどを語って頂いて、
彼の漢気に纏わるお話を聴いてみたいと思う。

PIPOLAKI

鈴木さんから頂いた、フランス製のオシャレなハンティング帽。
フェルト地がソフトで、お気に入りのひとつに。

PIPOLAKI II
脇にレインボウ・グラデーションでPIPOLAKI(ブランド名)と刺繍されていた。
PIPOLAKI HEADWEAR

Fin

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ハンティング帽 PART III

週が明けて、木曜にスポーツクラブへと出かけた。

そうすると、受付の女性スタッフ(以下RL:)から、
RL:“鈴木さんは体調を崩されているとのことで”
“今日この包みを朝比奈さんへ託されていきました。”

T:“鈴木さんは、既にお帰りになりました?”

RL:“はい、今日は泳がずに帰るとおっしゃいました。”

取り急ぎ、鈴木さんにお電話してみた。
ルルルっ・ルルルっ

S:“ハイ”

T:“鈴木さん、朝比奈です。今日受付で帽子を受け取りました。”

S:“おォ~、良かった。”

T:“鈴木さん、体調が悪かったのでしょう。”
“無理なさらずに、帽子を下さるのは、後日でも良かったのに。”

S:“約束しただろう。君が楽しみにしていると思ってさ。”
“でも、渡した後に食事でも、と思っていたけど
それは体調が良くなるまでお預けでよいかな?”

T:“勿論ですよ。早く回復して下さい。”
 “復調してから、お食事をご一緒出来ることを楽しみにしています

To be continued

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